出版社内容情報
教師を目指す学生が教育社会学の基礎と視点を身につけるために編まれたテキスト。
教育社会学が重視する特色を、教員養成の文脈に合わせて解説。
4つのセクション、「基本的な視点」「「子どもの多様性」と向き合う」「教育課題を理解する」「教師を目指すために」
に分け、わかりやすく学んでいく。
データに基づく理解の重要性と限界、子どもの多様性へのまなざし、教育格差・ジェンダー・不登校・移民などの課題、
そして教師の働き方や教育政策まで、学校現場を取り巻く問題を多角的に学べる構成。
「知識」として学ぶだけでなく、目の前の子どもや教育実践に寄り添う姿勢を育むことを重視。
教師を目指す読者の現実的な視点を養い、支えとなる一冊。
【執筆者】
粕谷圭佑 奈良教育大学教育学部准教授
小原明恵 筑波大学図書館情報メディア系助教
前馬優策 広島経済大学教養教育部准教授
寺町晋哉 宮崎公立大学人文学部准教授
*伊藤秀樹 東京学芸大学教育学部准教授
三浦綾希子 中京大学教養教育研究院教授
藤村晃成 大分大学大学院教育学研究科准教授
梅田崇広 愛媛大学教育学部准教授
桜井淳平 流通経済大学共創社会学部准教授
金南咲季 椙山女学園大学情報社会学部准教授
*久保田真功 関西学院大学教職教育研究センター教授
*片山悠樹 愛知教育大学教育学部准教授
中村瑛仁 京都教育大学教育学部准教授
(執筆順、*は編者)
【目次】
はじめに
第1章 社会化から見る学校教育
第1節 私たちはみんな社会化されている
第2節 人間には社会化が不可欠
(1)思考実験としての野生児 / (2)生理的早産
第3節 社会化はどう成し遂げられるのか
(1)第一次的社会化 / (2)第二次的社会化
第4節 社会化からみる教師の仕事
(1)学校の社会化機能 / (2)児童生徒としての社会化 / (3)教師の社会化
第5節 社会化の視点を活かす
第2章 カリキュラムと教科書
―学校で学ぶ知識は社会の中でどのように作られているのか―
第1節 かつての高校教科書
第2節 教育社会学から見たカリキュラム
(1)カリキュラムとは / (2)教育社会学のカリキュラムの捉え方
第3節 カリキュラムの形成と政治過程 日本の教科書を例に
(1)教科書が学校に届くまで / (2)国家による統制 / (3)マジョリティの価値観の反映
/ (4)グローバル化の影響
第4節 目の前にあるカリキュラムを相対化する
(1)異なる時点の比較 / (2)国際比較
第5節 教師とカリキュラム
第3章 教育格差―「ちがうこと」は「大きな問題」か?―
第1節 はじめに カードは平等に配られる?
第2節 子どもの貧困
第3節 教育格差とは何か
第4節 結果の格差はなぜ生じるか
第5節 教師・学校は「教育格差」を救済できるか
第6節 おわりに 今、みなさんにできること
第4章 教育とジェンダー
―なぜ「性別に関係なく個人を尊重すること」は難しいのか?―
第1節 あなたの名前の由来はどこから?
第2節 「性別による違い」が強調されるのはなぜか?
(1)見落とされてしまう個人差 / (2)学校にあふれる性別カテゴリー
/ (3)性的マイノリティの「困難」を生み出す学校
第3節 女子は本当に理系が苦手なのか?
(1)ねじれている実態 / (2)理系から遠ざけられる女子たち
第4節 大学進学は個人の努力によるものなのか?
(1)在住地域によって「大学」の身近さは異なる / (2)大学進学のハードルは性別で異なる
第5節 教師はどうしたらいいのか?
(1)「誰でもできること」から始める / (2)もう一歩踏み出す
第5章 障害のある子ども―「通常学級で共に学ぶ」の探求―
第1節 分離教育は「当たり前」で「正しい」?
第2節 日本の特別支援教育の現状
第3節 医学モデルから社会モデルへ
(1)障害の医学モデルと医療化 / (2)障害の社会モデル
第4節 共に学ぶ実践から学ぶ
(1)障害を集団の問題として引き受ける集団づくり / (2)「より妥当な包摂」を生



