目次
第1章 本書の目的―母親たちの生活上の苦しみと生活の編み直しをとらえる―
第2章 障害児の母親はどのようにとらえられてきたのか―社会学研究のレビュー―
第3章 発達障害児の母親が抱える生活困難
第4章 発達障害児の母親の社会構造の関与と生活困難
第5章 発達障害児の母親にとってのフォーマルな支援実態
第6章 発達障害児の母親にとっての対人的支援―ソーシャル・サポート分析に基づいて
第7章 母親たちの「頼みの綱」となる障害児親の会―宮崎県の障害児・障害児家族の団体A、Bを事例として
第8章 発達障害児の母親の生活実態とQOL―日本語版社会的ケアQOL尺度(ASCOT Carer)を用いた調査の分析―
第9章 家族によるケアと地域の共同性―高齢者、子ども、障害児のケアから―
第10章 障害児の母親は、なぜ苦境に立たされるのか―母親を社会的排除においこむからくり―
著者等紹介
山下亜紀子[ヤマシタアキコ]
宮崎県生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、岩手大学大学院連合農学研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は家族社会学・福祉社会学・地域社会学。現在、九州大学大学院人間環境学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。