内容説明
視覚障害のある教師20名へのインタビュー調査から見えてきたものとは―。障害のある教師について総合的に論じ、その支援方策を考究。
目次
序章 本研究の問題関心
第1章 全盲教師の生活史
第2章 障害教員をめぐる政策の歴史と現状―労働政策と教育政策の側面から
第3章 中途で視覚障害となった教員の復職過程―「辞める」から「続ける」への転換に焦点を当てて
第4章 障害者が教員になることを阻む社会的障壁―教員採用試験を点字受験した視覚障害教員の語りから
第5章 視覚障害教師の障害の経験と意味づけ―生徒との関係性を中心に
第6章 視覚障害教員の困難と支援―「対個人支援モデル」と「対職場支援モデル」
第7章 視覚障害教員の学習指導に対する支援―「一元支援」と「多元支援」
第8章 視覚障害教員の学級担任業務に対する支援―「業務支援」と「多元支援の質的効果」
第9章 障害者労働の業務支援理論
終章 総括
著者等紹介
中村雅也[ナカムラマサヤ]
日本学術振興会特別研究員(東京大学先端科学技術研究センター所属)、立命館大学生存学研究所客員研究員。京都教育大学教育学部卒業後、高等学校、盲学校、肢体不自由養護学校、病弱養護学校の教師を経て、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程入学。2020年、同大学院修了、博士(学術)。専門は障害教師論、教師教育学、障害学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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