目次
問題の所在
1部 倫理的市場の理論(自生的秩序としての倫理的市場―「倫理的市場のパラドクス」の脱パラドクス化;社会的経済と倫理的市場の分水嶺―K.ポランニーとF.ハイエクの社会観をめぐって)
2部 フェアトレードの転換(フェアトレードの市場志向的転換―歴史的展開とその構造的背景;認証ラベルの機能―経済と社会の構造的カップリング;認証ラベル論争の分析と解釈―提携型フェアトレードと認証型フェアトレード)
3部 倫理的市場の展開(民衆交易事業の展開と現状―岐路に立つ提携型フェアトレード;People Treeのファッション化戦略―社会的企業によるフェアトレードの意義;倫理的消費の台頭―自由選択を通じた公共社会の形成)
倫理的市場の行方
著者等紹介
畑山要介[ハタヤマヨウスケ]
1985年、石川県生まれ。2008年に早稲田大学第一文学部を卒業後、2014年に同大学大学院博士後期課程を修了。博士(文学)取得。2010年より日本学術振興会特別研究員(DC1)、その後2013年より早稲田大学文学学術院助手を経て2016年より日本学術振興会特別研究員(PD)。専門分野は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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