目次
第1章 情報化社会からネット社会へ(情報化社会―ネット社会前史;高度情報化社会 ほか)
第2章 家族関係の情報化(身近すぎて見えない「情報化」;家族を越えて家族をし続ける“家族” ほか)
第3章 教育・学習の情報化(ネット社会における教育・学習の方向性;「教育の情報化」の流れと展望 ほか)
第4章 職場・組織の情報化(近代社会における組織と情報;現代社会における組織の構造変容 ほか)
第5章 地域の情報化(地域社会からネット・コミュニティへ;地域社会と情報化 ほか)
第6章 政治の情報化(政治社会と情報;ネット社会と政治情報 ほか)
第7章 ネット社会における人間(情報化社会における人間像;ネット社会における人間像の変容 ほか)
著者等紹介
飯田良明[イイダヨシアキ]
実践女子大学人間社会学部教授。中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程満期中退。専門は政治社会学、マス・コミュニケーション論
松下慶太[マツシタケイタ]
実践女子大学人間社会学部准教授。京都大学文学部・文学研究科修了、博士(文学)。フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員を経て、2008年から実践女子大学人間社会学部専任講師、2012年より現職。専門はメディア論、若者論、コミュニケーション・デザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
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ネット社会到来まで約30年。60年代後半に情報化社会があり、80年代には高度情報化社会、そして90年代半ばにようやくネット社会に移行した。著者は情報化の定義を家族関係、教育・学習、職場・組織、地域、政治の4つの章で解説する。家族関係の情報化を語るとき、60年代の「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」のアニメにおける情報化=テレビの位置づけを比較。茶の間にテレビが置かれる共通項はあっても磯野家は厳格な父が食事中のテレビを制限、さくら家ではまる子とチャンネル争いをする父がいる。事例を多用した楽しめる内容だ。2015/06/02