目次
序章 保育・子育て研究の新たな試み
第1章 子育て支援と人間関係
第2章 権利としての保育
第3章 家族と保育・子育て
第4章 高齢者と保育・子育て
第5章 保育運動を考える
第6章 保育・子育ての向上を求めて
著者等紹介
永久欣也[ナガヒサキンヤ]
1953年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科教授
飯田哲也[イイダテツヤ]
1936年富山県生まれ。1969年法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程満期退学。現在、文学博士、京都舩岡塾塾長、中国人民大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
17
題名通り、保育を社会学の視点から研究された本です。この本では、これまでの保育は教育学、社会福祉学、心理学で論じられてきたが、社会とのかかわりを抜きにしては考えられないことから社会学の視点で論じることが求められると問題提起しています。この本では全面的発達という概念について、発達の個別的事例がすべて全面発達なのか、実際に全面発達は可能なのかと疑問をなげかけています。この視点は、日本の保育・教育実践で培われてきた概念をもう一度問い直す問題提起であり、振り返る必要があるのかもしれません。2015/03/26