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目次
第1章 1960~1970年代―1967~1979 胎動の時代(『放送批評』1967年12月号 テレビ媒体の理論と実態―理想像による現実の超克;『放送批評』1968年1月号 弛緩のメディア―放送批評‐わがこころのキシミ ほか)
第2章 1980年代―1980~1989 論争の時代(『放送批評』1980年8月号 要約文化を象徴する「プロ野球ニュース」―混在する求道精神と世相探知の精神;『放送批評』1980年11月号 コミック文化としての「マンザイ」 ほか)
第3章 1990年代―1990~1999 告発の時代(『放送批評』1991年1月号 二一世紀のパーソナル・メディアを実感しよう!―エレクトロニクス未来形;『放送批評』1991年3月号 国連平和協力法案と放送―テレビにたりない憲法論争 ほか)
第4章 2000~2010年代―2000~2012 再構築の時代(『GALAC』2000年10月号 “失われた90年代”を広告はこう描いた;『GALAC』2001年2月号 バラエティ番組を席巻する―“素人”パワー ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
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何日もかけてなんとか読み終えた。文字、ラジオ、テレビ、ネットと変遷していく情報媒体中、既に斜陽の明らかなテレビを中心とした「放送」の批評をまさに死滅しつつある媒体「雑誌」で展開するという皮肉を感じつつ読んだのだが、2013年に刊行されたこの記念出版はまさに死期を感じた媒体側からの挽歌であるとは言いすぎであろうか。この50年の内外の激変はこの雑誌に寄稿した論者の立ち位置にも大きな変化を及ぼしたのが見て取れるが、一番の変化は次第に「誤報」や「低俗」や「偏向」すらこの批評雑誌の話題から外れていったその姿にある。2020/01/29