目次
第1部 経済史が抱える分析視角の問題(経済史の分析視角―歴史学と経済学のゆらぎにはさまれて;日本経済史における理論的・思想的支柱の喪失―今何が起きているのか ほか)
第2部 軽視された生活の視点(日本経済史は農業をどう考えてきたか;希薄になり過ぎた階級対立・闘争の視点―日本経済史における研究動向批判 ほか)
第3部 地方の視点と国際的視点をめぐる問題(地方史研究の問題―自治体史と日本経済史の視点から考えたこと;日本経済史の国際視角―脱亜入欧をめぐる視点の変遷と展望 ほか)
第4部 日本経済史における主流研究の問題(産業史・経営史・企業史のゆくえ―今何が問われているのか;日本経済史の視点から見た経済政策―何を見つめ何を看過したか ほか)
第5部 歴史教育の問題にどう向き合うのか(日本経済史の教育―何処に問題があり、何を伝え切れていないのか;歴史学における写真・映像―高度情報化と文書偏重主義の狭間にある盲点を考える)
著者等紹介
大杉由香[オオスギユカ]
1967年生まれ。1990年日本女子大学家政学部卒業。1995年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。日本学術振興会特別研究員(PD)、大東文化大学経済学部専任講師を経て、同大学環境創造学部兼大学院経済学研究科准教授。近代日本経済史・社会福祉専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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