目次
研究編(受験(『受験と小学生』―入試制度改革と口頭試問;『受験と学生』―1918年~30年の高等教育受験情報;『螢雪時代』―戦中戦後の高等教育志願者にもたらされた教育情報;『受験界』―「専検」合格体験記の整理を手がかりに;『鉄道青年』―国鉄若年労働者・志願者にもたらされた教育情報)
進学(明治期における「学び」と進学案内書;女子進学案内書にみられる進学・学校選択・キャリア情報)
学校・大学(『児童研究』―学校の学びと教育病理情報;『大学及大学生』―大学の本質とあり方に関する専門情報誌))
資料編(戦前日本における受験雑誌一覧;近代日本における進学案内書の文献目録(未定稿、1883年~1946年))
著者等紹介
菅原亮芳[スガワラアキヨシ]
立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。高崎商科大学流通情報学部教授。教職課程担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
8
『蛍雪時代』に『受験と学生』、『受験界』に『鉄道青年』――さまざまな受験関連雑誌について、研究のためのごくごく基礎的な情報を収集分析してみせた、基礎研究を集めた論文集。三上敦史「『鉄道青年』――国鉄若年労働者・志願者にもたらされた教育情報――」と、欂松かほる、野坂尊子「女子進学案内書にみられる進学・学校選択・キャリア情報」が、深みがあって面白かった。「こんなことも書いてある、あんなことも書いてある」てな羅列だらけの論文も散見される中で、この2つは読みごたえがあった。三上論文の、p.175の図が好きだわ。2019/03/28