出版社内容情報
タイのバンコクで急増中の、仕事も観光もしない「外こもり」邦人たち。シビアな日本社会から一時戦線離脱した人々がおくる、愛(?)と笑いの生活をレポート! ガイド本としても使えます!
内容説明
「外こもり」志願者への入門ガイドから、社会復帰=リハビリのヒントまでをこの一冊に詰め込んだ、ダウナー系トラベラー必読&必携の書、ついに登場。
目次
1章 入門篇―サボれ!こもれ!異郷の地で現実逃避せよ!
2章 娯楽篇―オタク・カルチャーinバンコク!
3章 生活篇―より充実したコモラー・ライフのために
4章 散策篇―社会復帰への第一歩、まずは近隣散歩から!
5章 好奇心篇―バンコク名物(?)文化施設探訪&郊外小旅行のススメ
あとがき 外こもりライフにピリオドが打たれる時?
著者等紹介
皿井タレー[サライタレー]
1996年末に渡タイし、5年間の会社勤めの後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナコ@灯れ松明の火
17
駐在族ではあったけれどその世界になじめず、ほぼ外こもり状態だった私には、懐かしさでいっぱいの一冊。ああそのバス乗ってたなあ、その市場行ったなあ、と極寒の日本のこたつの中で、皮膚にまとわりつくような熱い湿気を思い出した。ガイドブックではなく、かと言って顕著な社会格差を描き出すのでもなく、ちょうどいい感じ。あの暑い風に吹かれて、だらーっと全力で脱力したい!2012/02/02
paluko
8
タイトルから「外こもり入門」なのかと思うとそうでもなく、バンコク在住「外コモラー」列伝のようでもあり、ちゃんとした観光旅行ではスルーされそうなしょぼしょぼスポット紹介もあり、コンセプトがよく定まっていない印象。でも共通するのは「生まれつき社会性と協調性に乏しく、会社も辞め、カタギの人間関係もきれいに喪失した」(10頁)筆者が、俺もたいがいせこいがお前モナー、という下からの上から目線(ややこしい)、屈折スタンス。一種の親近感はあるけどタイの文化や人々に対する敬意はあんまり感じられないかなあ。2021/02/22
ryuetto
4
旅行記というかバンコク滞在記だけど、面白かった。ライターさんの文章がいい。 この手の外国紹介本となると、相手がどんな人だったとか、どんな場所だったとか、どういう建物が建っていたのか、具体的にわかりやすく書く必要があると思うけど、この人の文章は、それをおもしろおかしく書いていて、それでいて、情景が目に浮かぶように見えてくるから、それが見事だなあ。と思った。 なかなかこういう文章は書けないと思うので、素直にちょっとうらやましかったです。私も旅行記ぐらい書けるようになりたいと、ちょっと思っているので。2012/07/22
pochi
2
人生に行き詰まったらこの手もあるんだ! というオプションにいいかも。2013/06/21
aya-panta
2
日本の生活に適応できなくて海外、特に東南アジアに沈んでいる人って結構いるらしく、実情が知りたくてその手の本があると、つい手に取ってしまう。私が住める所は何処かないかな?などと思いながら。世界の何処かに私の二本の足で立てる所はないだろうか?と。タイは食べ物がうまいんだよな。2012/08/14
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