内容説明
本書は、講義用テキストとして出版するものである。昨今の制度的変化の状況をふまえ、同時に、社会福祉士国家試験の公的扶助論のテキストとしても使用しやすいように心がけ、また、公的扶助に関して必要と思われる事項についても幅広くカバーしている。具体的には、公的扶助の概念・歴史・考え方について概説し、そして生活保護の実施体制と福祉事務所について述べている。また、生活保護の内容と水準について詳述し、被保護者の権利・義務と不服申立てについて、生活保護の費用を、低所得施策を、最終章では生活保護の動向と課題について述べている。そして、巻末には参考資料として法規類を掲げている。
目次
公的扶助の概念
公的扶助の歴史
公的扶助の考え方
生活保護の実施体制と福祉事務所
保護の種類、保護施設、指定医療機関
生活保護の基準とその体系
収入の認定
保護の決定、開始および停廃止
被保護者の権利・義務と不服申立て
生活保護の費用
低所得者施策
生活保護の動向と課題
著者等紹介
田畑洋一[タバタヨウイチ]
1945年鹿児島県生まれ。西九州大学家政学部社会福祉学科助教授を経て、現在、鹿児島国際大学福祉社会学部教授。公的扶助論、社会保障論担当
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