内容説明
本書では、第1部においては過去3年間かけて行った英国でのインタビューをもとに、大学管理者、イギリス政府、大学教員、学生の視点からイギリスの大学を眺め、その実像を浮かび上がらせることを目的としている。また第2部においてはイギリスの高等教育の歴史の流れを追う中で、『ロビンズ報告書』、サッチャー政権、教育改革法、『デアリング報告書』を節目に置き、現在イギリスにおいても議論の中心となっている「評価」についての問題を取り上げることで、イギリスの大学の現状と課題を解きほぐすことを目的としている。
目次
第1部 それぞれの危機感(大学教育に関わる中等教育の問題点;学生とイギリス社会そして大学;イギリスのカレッジ・システム;イギリスの大学の将来の展望はいかに ほか)
第2部 イギリスの大学(サッチャー政権時代の高等教育再編過程;イギリス高等教育界の一元化;高等教育機関の一元化から生じた変化;一元化後のイギリスの大学の制度とその構造 ほか)
著者等紹介
秦由美子[ハダユミコ]
大阪で生まれる。お茶の水女子大学・文教育学部卒業。アメリカ大使館勤務。アメリカ国務省よりAward受賞。オックスフォード大学大学院博士課程前期修了(教育学修士・比較教育学専攻)。オックスフォード大学助手を経て、滋賀大学経済学部・講師。現在同大学経済学部・助教授。著書に『イギリス高等教育の課題と展望』(明治図書)。共著に『現代高等教育の課題と展望:21世紀のイギリスと日本』(日英高等教育シンポジウム実行委員会)。共訳に『アメリカの高等教育―質的低下克服への道―』(教育開発研究所)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



