内容説明
「社会の国際化」「家族の多様化」という言葉を耳にして久しいが、21世紀を目前にした今、これらがますます重要視されてきている。本書では、これら2つのキーワードを包括する現象である国際結婚を取り上げ、通時的な考察を行う。現代の国際結婚についての理解を深め、また将来における行方を予測するためには、その歴史をさかのぼる必要があるとの判断からである。
目次
第1章 鎖国時代から開国当時までの日本人女性と外国人男性の関係
第2章 明治時代の国際結婚
第3章 日本の植民地主義時代における内鮮結婚
第4章 第二次世界大戦直後の日本人女性とアメリカ兵の関係
第5章 戦争花嫁
第6章 現代の国際結婚
第7章 国際結婚の実証的分析
著者等紹介
竹下修子[タケシタシュウコ]
博士(社会学)。1961年三重県津市に生まれる。京都女子大学文学部卒業。アグネス・スコット大学に留学。金城学院大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了。現在、愛知学院大学非常勤講師。共著に「文化人類学への誘い」、共訳に「シンガポールの高齢化と社会福祉政策」がある
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