離島とメディアの研究 小笠原篇

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762009273
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3036

内容説明

一体、テレビはどのような変容を小笠原社会にもたらすのであろうか。個々の住民の「小笠原へのスタンス」をひとつの方向に収斂させるのであろうか、それとも、ますます多様性を深める方向に作用するのであろうか。あるいは、そうした問題には関わらない次元で過ぎていくのであろうか。いうまでもなく、テレビというマスメディアが与える影響のなかには、可視的なものもあれば不可視的なものもあり、短期的なものもあれば長期的なものもある。それら全体の動きをとおして、徐々に、しかし着実に、小笠原という小さな社会の変容が引き起こされていくに違いない。その全体をとらえるなどということは到底不可能である。しかし、その一端なりとも解明したいという問題関心から、本書刊行の企てが始まった。

目次

第1部 研究と政策(小笠原における社会・生活とメディア―研究課題と問題状況;離島政策の展開と小笠原村;小笠原におけるテレビ地上波導入の経緯)
第2部 小笠原からの発言(激動20余年の不安と不満―終戦帰島から返還まで;「小笠原CATV」の盛衰とその存在意義;テレビと活字 ほか)
第3部 メディアと変容(テレビ地上波導入による情報行動の変容―情報行動変容の一断面;視聴番組の変容と新聞閲読行動―情報行動変容の一断面;テレビ地上波導入による娯楽情報の浸透―情報欲求変容の一断面 ほか)

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