内容説明
本書は、はじめて社会病理学を学ぶ学生諸君のためのテキストとして書かれたものである。著者が本書にもたせようと意図した特色は、以下の3つの点にある。その1は、行政機関や人々に意識されていないが、近い将来、大きな社会問題として意識されると予想される社会病理現象も、できるだけとりあげようと試みたことである。その2は、社会病理現象がなぜ「病理」なのかを、具体的に、わかりやすく記述しようとしたことである。もう1つは、それを解決あるいは緩和するための対策について記したことである。
目次
第1章 社会病理学と社会問題
第2章 社会の変化と全体社会の病理
第3章 地域社会の病理
第4章 集団の病理
第5章 犯罪と非行
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