内容説明
本書は、はじめて経済学を学ぼうとする人々を対象に資本主義の経済機構の働きを体系化して分析した「経済理論」の概説書である。その分析手法は、いわゆる経済的厚生の向上を目的とした「近代経済学」を拠り所にしている。本書は経済学のテーマを主に雇用水準、資源配分、所得分配そして経済成長という四つの視点から分析したものである。
目次
第1章 経済活動と経済学
第2章 経済循環と国民所得
第3章 国民所得決定の理論
第4章 デフレ・ギャップ、インフレ・ギャップとその対策
第5章 IS‐LM分析
第6章 家計の需要分析
第7章 企業の供給分析
第8章 競争市場の価格決定
第9章 独占市場の価格決定
第10章 所得分配の理論
第11章 経済成長の理論
第12章 インフレーションの理論