内容説明
本書は、日本企業のグローバル化の進展のなかで、同時にわれわれが抱え込み始めている複雑な利害なり、ヘゲモニーの変化、あるいは随伴して起こっているマイナス現象と経営行動自体の不適応について論じている。
目次
第1章 序―転機の日本企業
第2章 日本企業のグローバル化と国際経営行動の論理
第3章 国際経営戦略としてのグローバル化と経営者の思想
第4章 日本型経営システムの特殊性と普遍性
第5章 転機の日本企業と国際技術戦略
第6章 国際市場における中小企業の経営行動と役割
第7章 日本企業のグローバル化と環境秩序への対応
第8章 企業の市民性・現地適応と社会的責任論
第9章 結―国内・外均衡といわゆる空洞化論