目次
第1章 生徒指導の「足並みバイアス」を乗り越えるために
第2章 「力で制圧する」指導を脱却する
第3章 「しっかりきちんとちゃんと」指導と決別する
第4章 「思いつき」指導を卒業する
第5章 「形式的」指導をアップデートする
第6章 理想の生徒指導の姿を実現するために
著者等紹介
渡辺道治[ワタナベミチハル]
2006年北海道教育大学卒業。同年より奈良県天理小学校にて勤務。16年グローバル教育コンクール特別賞受賞。17年より札幌市立屯田西小学校にて勤務。小学校教員の仕事の傍ら、年20回ほどの講演活動、福祉施設や医療施設での演奏活動、書籍・雑誌・新聞等の執筆活動を展開する。ユネスコやJICAによるアジアを中心とした国際交流事業や、初等教育算数能力向上プロジェクト(PAAME)においてアフリカの教育支援にも携わるなど内外において精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かるー
2
「生徒指導」という言葉の意味や捉え方が広くて、実際に何をすればいい?とりあえず問題を抱える子を落ち着かせればいい?などと考えがちだった。本書に書いてあった答えは綿密さと丁寧さだと感じた。「きちんとする」「ちゃんとする」「静かにする」など日常茶飯的に使われる言葉の曖昧性や教師が感じている意味合いを実体験を伴って伝えていかないといけない。明確な評価軸で変化を見とらないといけない。在り方や哲学を磨き続けないといけない。学び多き本でした。2024/03/11
かるー
1
【再読】きちんとする。ちゃんとやる。静かにする。並ぶ。などなど教室でよく使う言葉の解像度が教師も子供も低いまま乱用されている。どういう状態なのか具体を示すこと、漠となる言葉は使わないこと。そういった基礎基本が学べた。特別な支援が必要な児童と接するときに、どうしても感覚や思いつきでやってしまっている自分にも気付かされる。教師としての深い知識や血肉化された技能が足りないことにはっきりと気付かされる。まだまだ勉強不足を感じさせられた。2024/05/27
寺口大貴
0
★★★★★ 「やり方を教えて、やらせてほめる」 このシンプルな手法を奥深さを感じた。今まで自分は教えていなかったな、ということを強く思った。 2024/10/25