目次
第1講 学校における多職種協働の時代をつくる
第2講 学校福祉の創造と生活指導論の転換
第3講 学校福祉と特別ニーズ教育との接点
第4講 生徒指導と学校福祉事業の問題史的検討―ガイダンス論導入期をめぐって
第5講 多様な困難を抱える子どもへの支援
第6講 子どもの貧困における「子ども理解」―東日本大震災後の「支援」をめぐって
第7講 学校教育における多職種連携と人材育成
著者等紹介
鈴木庸裕[スズキノブヒロ]
日本福祉大学教育・心理学部教授、福島大学名誉教授。1961年、大阪府生まれ、愛知教育大学大学院修了。日本学校ソーシャルワーク学会・代表理事。日本社会福祉士会子ども家庭支援委員会・委員。福島県教育委員会他スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー。日本学校心理士会福島県支部長・学校心理士・スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Michio Arai
7
図書館の新刊棚から。いじめ不登校、子どもの貧困、スクールソーシャルワーカー配置の法制化、直近ではヤングケアラー、医療的ケア児の受入れなどの課題をどういう文脈で理解すべきか? 日本の義務教育は、モデルとなった欧州と違い労働法成立より先行したため、学校の福祉的機能から出発したという。労働法は成立後も子どもを守らず学校が子どもの福祉を肩代わりしてきた事実があるという。戦前、戦中、戦後と教育制度は政治の影響をうけ理念が変遷するが、これからは他職種との連携により学校が本来持つべき福祉的機能を充実させるべきと唱える。2021/12/19
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