目次
第1章 人権って何だろう(子どもは子どもの人権を学んでいるか;人権は法律のことばか生活のことばか ほか)
第2章 いじめと人権(いじめ問題の構図をつくる;いじめ論義の忘れもの ほか)
第3章 体罰と人権(教師の叱る力、生徒の育つ力;「生徒になめられない」は、生徒指導にどんな課題を提起しているか ほか)
第4章 人権をどう教えるか(子どもの学びと育ち;専門職者の学びと変わる力、変える力)
著者等紹介
安藤博[アンドウヒロシ]
子ども法学者、茨城キリスト教大学・大学院非常勤講師(元同大学・大学院教授)。中央大学大学院法学研究科博士後期課程(刑事法専攻)単位取得満期退学。犯罪と少年非行に関する法律と政策を学ぶが、社会福祉、ボランティア、教育問題に関心を持ち、現場から学び、研究している。大学を退職後は、本来のテーマである子どもの権利と法政策を、子どもの現場から学び直している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tsuneyuki Hiroi
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人権は特別なものではなく人間に当然に備わっているものであること、子どもにも当然に人権は大人と同等に備わっており人権意識を育むために教育はあること、など。しかし子どもは人権と言ってもわからないから教えないと言う風潮があることなども書いてあった。 子どもは大人と同様に人権が備わっている。しかし、「特に日本では」と言うべきか、子どもの人権を蔑ろにする嫌いがある。日本の子供は国際基準から考えて、自尊感情が低いことで知られるが、大人の子どもに対する態度がそうさせていると言えるのではなかろうか。2019/11/05