目次
第1章 生徒指導を機能させる10の原理(スクール・カーストの原理;サイレント・マジョリティの原理;ヒドゥン・カリキュラムの原理;ブロークン・ウィンドウズの原理;イニシアティヴの原理 ほか)
第2章 生徒指導を機能させる100の原則(基本として身につけたい10の原則;生徒を観察する10の原則;生徒との距離を調整する10の原則;事実を確認する10の原則;生徒を説得する10の原則 ほか)
著者等紹介
堀裕嗣[ホリヒロツグ]
札幌市立北白石中学校教諭。北海道教育大学札幌・岩見沢校修士課程・国語科教育専修修了。1991年札幌市中学校教員として採用。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年、「実践研究水輪」入会。1992年、「研究集団ことのは」設立。現在、「教師力BRUSH‐UPセミナー」代表、「研究集団ことのは」代表、「実践研究水輪」研究担当を務める傍ら、日本文学協会、全国大学国語教育学会、日本言語技術教育学会などにも所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Gatsby
9
私にとっては、当たり前に思われることもたくさんあったが、若い頃に読んでいたら、もっと力をつけられただろうと思う。学校現場では特に、仕事上共有すべき事柄が暗黙知の状態のままになっていることが多い。ごく一部の優れた教員のみがそれを文章化したり、適切に表現して周りを巻き込んでいき、共有化された知となる。このシリーズは、安直なマニュアル本ではなく、堀氏という素晴らしい教育実践を続けている教員が、その経験から体系化したものを示してくれているのだ。若手だけではなく、若手を指導する教員も読んでおくとよいと思う。2013/12/08
しんえい
6
最近生徒指導のことで色々と思うところがあり再読。10の原理はやはりすごい。個人的な強みとしては生徒とのやり取りの中でユーモアを効かせてイニシアティブをとることができる点にあると考えている。最近は対集団の際にどうユーモアを発揮したら良いのか悩んでいる。それが恐らく雰囲気の醸成に繋がると思うんだけど、難しい。 あと、やはり制服だの態度だの諸々の指導を疎かにしてしまうのは良くないのかな。高校生だからそれくらい自分でやれよ、ってのは通用しないんか。2020/09/08
epitaph3
6
必読。教員なら読んでおいたほうがよい。教員は環境であるという認識を、普通学校の教員が書いているのを見たのは初めて。保護者、同僚対応、自己の姿勢までヒント満載。2011/10/16
しんえい
3
善のヒドゥンカリキュラムをいかにして作り上げるのか。授業内だけでなく、ホームルームでどう作り上げるのか。授業のないクラスにはどのようなアプローチが必要になるのか。学年団・担任団としてどう連携をとりながら指導していくのか。2020/09/19
なほこ
2
1年目に読みたかった〜〜。こうゆう生徒指導系の本で1番納得して読めた気がする。勉強になった。 人間性じゃなくて言行の一致。中間層のサイレントマジョリティを放置しない。自分のキャラを見極める。2021/05/16