出版社内容情報
武士道といふは…、武士道といふは…、武士道といふは…!? 屈指のギャグ漫画家の前人未到の試み!! 黒鉄ヒロシが真面目に遊ぶ「武士道」の精髄。
「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」で有名な『葉隠』は、佐賀鍋島藩の武士であった山本神右衛門常朝(西暦一六五九~一七一九年)の談話を、田代陣基が筆記した教訓書である。十一巻。鍋島二代藩主光茂は、その死にあたって切腹を禁じたため、常朝は殉死に代わるものとして出家の道を選び隠棲した。出家から十年後の宝永七(一七一〇)年、庵を訪ねてきた佐賀藩士陣基に武士の生き方について語り、陣基はそれに歴代藩主や戦国武士の言行を加え、七か年をかけて一書にまとめた。『葉隠』を貫く思想は、当時一般的であった儒教的士道論から見ると極端ともいうべきものであり、藩中においてさえ禁書・奇書の扱いを受けた。公刊されて広く読まれるようになったのは明治半ばになってからである。
内容説明
武士道といふは…、武士道というは…!?黒鉄ヒロシが真面目に遊ぶ「武士道」の精髄。
目次
夜陰の閑談
聞書一 武士道といふは死ぬ事と見付けたり
聞書二 恋の至極は忍恋と見立て候
聞書三~十一 勝ちといふは味方に勝つ事なり
山本神右衛門常朝の事
著者等紹介
黒鉄ヒロシ[クロガネヒロシ]
1945年(昭和20年)、高知県生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科中退。1968年「漫画ストーリー」に掲載された『山賊の唄が聞こえる』でデビュー。以後、次々とギャグ作品を雑誌に連載、斬新なタッチと独特な間を感じさせるセンスで人気を博する。イラスト、エッセイ、テレビ出演と活動範囲を広げる一方で、近年は幕末史を題材にした漫画作品を多く手がけ、一連の作品は“黒鉄歴画”と称されている。87年、第18回講談社出版文化賞さし絵賞、97年『新選組』により第43回文藝春秋漫画賞、98年『坂本龍馬』により第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。エッセイ作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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