内容説明
「いつもトイレをきれいに使っていただき有難うございます」??日常で目にしている日本語は「発見」の宝庫。川柳は「何気ない発見」を五七五のリズムに乗せた自己表現にもっともふさわしい文芸。高校の現役教師による本邦初のコラボレーション。
目次
第1章 気になる日本語(街で見かけるフシギな日本語;折々の出来事に触れて;学校で耳にする若者ことば ほか)
第2章 教師の四季(春から夏へ―入学式今日の瞳を信じよう;夏から秋へ―宿題のせいで短い夏休み;秋から冬へ―枕投げ修学旅行のセレモニー ほか)
第3章 川柳で遊ぼう(愛を語るとき日本語がもどかしい;人はパンのみにて生くる給付金;女どもがやたらにくれるチョコレート ほか)
著者等紹介
江畑哲男[エバタテツオ]
昭和27年(1952)12月6日生。東京都内で育つ。昭和50年(1975)早稲田大学教育学部国語国文科卒。千葉県立高校教諭に。昭和56年(1981)東京みなと番傘川柳会同人。昭和62年(1987)東葛川柳会を興す。平成14年(2002)東葛川柳会第2代の代表に就任。現在、千葉県立東葛飾高校教諭、(社)全日本川柳協会常任幹事、早稲田大学国語教育学会会員、川柳学会監事ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
猫
12
図書館本。日本語と川柳の魅力を語ろう、という本。著者は現役の高校国語教師で、最近の高校生事情なんかも垣間見える。ちょっと足を止めて周りを見回して、おやと目に止まる日本語を発見すること、目に止まったもの感じたものを言葉に紡いで川柳にすることが楽しそう。 高校生でカタカナの「ツ」「シ」の書き分けができない子がいるという話にびっくり。小学生の時に散々直された記憶があるんだけど、最近の小学校はそういう指導しないの??2017/09/15
ひねよし
2
日本語のおもしろさをいろんな視点から書いたコラム。もう少し知りたいなと思ったところで次の見出しに移ってしまって残念。2023/02/27