下流上等―キレない子が病む格差教育

下流上等―キレない子が病む格差教育

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761912659
  • NDC分類 371.47
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「格差社会」の中で子どもたちはキレることすら許されず、悶々と毎日を過ごしている。「みんなと同じ」では生きられない、そんな時代の子どもたちとあなたはどう向き合いますか?

内容説明

資本的に下流層の家庭が増えている今日、子どもの学力・学歴は親の資本力に比例し、資本のない親元で育つ子は上流・中流に比べて体力まで劣っている。そこに知識偏重の教育が続けば、問題はさらに深刻化する。親を毒殺しようとした少女、拳銃を欲しがる少年、不特定多数を殺傷する自爆テロ的な少年犯罪、精神科でこじれる自傷癖、暴走するネット犯罪…。そんな「脱社会」化した10代からメールで相談される著者が、「キレない教育」によって格差社会に対して怒れないまま脱力的に自分の明日をマイペースで築こうと「良い子」の仮面をかぶり続けるイマドキの子どもとの付き合い方に迫る。巻末には、ベストセラー『下流社会』の著者・三浦展氏との対談を収録。こんな時代だからこそ早めに読んでおきたい最先端の教育本、ここに誕生。

目次

第1章 少年事件から見えてくる孤独
第2章 自尊心を奪われた子は命を大事にできない
第3章 インターネットのトラブルは本人しか防げない
第4章 大人自身がわが身を振り返るために
第5章 資本格差で致命的に下流化する学力
スペシャル対談 「下流社会」に教師・親が備えること―今一生×三浦展

著者等紹介

今一生[コンイッショウ]
1965年、群馬県生まれ。フリーライター&編集者。99年に『完全家出マニュアル』(メディアワークス)を発表し、そこで造語した「プチ家出」が流行語に。10年以上に及ぶ若者取材によって10代からメールで相談を受けることが多く、親も教師も知らない本音や最先端事情を教育専門誌などで執筆。少年犯罪やネット心中、若者文化について国内外の新聞・テレビ・雑誌などでコメントする一方、自治体・学校・市民グループなど幅広い分野で講演活動も行っている。昨今は若者の労働意欲について取材中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TOMTOM

1
16年前の話とはいえ、どうしてこう大上段から物が言えるのか、それだけのことを自分が何を成し遂げたのか、理解できない。自分の狭い範囲での経験で語るのでその言葉に深みがない。何よりも、この人は人権を軽んじている姿勢が伝わってきて、それがしんどい。2022/09/06

TOMTOM

0
筆者の熱量や伝えたい思いは伝わってくるが、伝え方にクセがあり、受け止めにくい箇所が多々あった。2020/02/07

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