出版社内容情報
ネット心中の頻発や佐世保事件、出会い系サイトによる性犯罪の増加等、これまでなかったような事件が続発している。子どもたちが何を考え、どう行動しているか、大人の知らない生態や行動を解明した。
目次
学校の外側とリンクする子どもたち
宗教信者の親の下で
インターネットが変えた関係
ネットを利用した家出
共依存を温存する「ココロ系」
「友だち」の意味の変質
ITキッズ―「通り魔」的なネット犯罪
“酒鬼薔薇聖斗フォロワーズ”への処方箋
「窮鼠猫を噛む」子に育てる大人
人格より「関係」の内実を変える
はみだし者を社会化する
生徒主導のイベント
本音をあぶり出す「メル友」関係
精神医療の専門家に委ねる怖さ
自殺願望と若者たち
携帯電話で「管理」し合う親子たち
著者等紹介
今一生[コンイッショウ]
1965年、群馬県生まれ。フリーライター&エディター。97年、『日本一醜い親への手紙』3部作(メディアワークス)をCreate Media名義で企画・編集し、99年に『完全家出マニュアル』(同)を発表。造語した「プチ家出」が流行。新聞・テレビなどにコメントする一方、大学・自治体・予備校など幅広い分野で講演活動も行っている。別名儀で作詞家としても活動
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