内容説明
本書は、学級経営をよみがえらせるために必要となる心理学の知識を、わかりやすく説明したもので、教育や子育ての場面で直面するような事象や事例を多くとりあげました。指導のポイントもまとめ、教育や子育てについての著者なりの哲学も入れ、理解や検討の助けにしてあります。
目次
第1章 教師が信頼関係を築く(学級びらきで良い印象をどう与えるか;家庭訪問で保護者との協力関係をどうつくるか;教師の行動はどう点検するか ほか)
第2章 集団のなかの子どもを変える(掃除さぼりをどうなくすか;論争を起こす条件は何か;交流教育をどう進めるか ほか)
第3章 子どもの自我を育てる(わがままはどう直すか;健全な家庭は何が必要か;傷つきやすい自己にどう対処するか ほか)
第4章 子どもの意欲を引き出す(無気力からどう抜け出させるか;能力を伸ばす目標はどう立てるか;自己受容をどう促すか ほか)
著者等紹介
白井利明[シライトシアキ]
1956年愛知県生まれ。大阪教育大学教育学部助教授。東北大学大学院修了。博士(教育学)。著書は、『時間的展望の生涯発達心理学』(単著、勁草書房、1997年)、『新・教職教養シリーズ 第5巻 生徒指導・針路指導』(分担、協同出版、1997年)、『生徒指導の心理学』(単著、勁草書房、1999年)、『青年心理学事典』(共編著、福村出版、2000年)など
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