内容説明
本書は、今回の高等学校国語の改訂について、その経緯、趣旨、内容及びその取扱い、教育課程編成や指導計画の作成、指導のポイントなどについて解説し、加えて実践案等を提案したものである。執筆には、文部省発行『高等学校学習指導要領解説 国語編』の作成協力者、全国の実践・研究者、教育委員会指導主事等が当たり、Q&A形式を大幅に取り入れて簡潔な記述を心がけている。加えて、資料集としても活用できるよう諸資料を多く掲げている。
目次
第1章 教育課程の基準の改善の基本的な考え方(改訂全体の基本的な考え方;高等学校教育の改善 ほか)
第2章 国語科改訂のポイント(Q&A)(国語科の改善の基本的な考え方;各科目の改善 ほか)
第3章 新しい国語科への提案―私はこの科目をこう実践する(単元例等)(「国語表現1」―社会人として必要とされる言語能力の育成の視点から;「国語総合」 ほか)
第4章 新しい国語科の歴史的位置づけ(「自学」の提唱から大正自由教育まで;戦後の、経験主義に基づく国語科教育 ほか)
著者等紹介
田中孝一[タナカコウイチ]
文部省初等中等教育局高校学校課教科調査官
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