内容説明
財界や政府からも積極的発言が目立つ「企業の社会的責任」論。それは「大きな利益をあげて法人税を納めること」なのか?国際機関やEU諸国の動向、日本財界の「社会的責任」論、多岐にわたる社会的責任の内容、変化をつくりだしてきた社会的背景などを多面的に分析。雇用責任こそがその核心であると力説する著者渾身の意欲作。
目次
第1章 企業とは何か
第2章 企業の生き残りと政府の介入
第3章 企業の社会的責任
第4章 企業の社会的責任の内容
第5章 雇用の変化にどう向き合うか
第6章 民主的改革における社会的責任論
著者等紹介
大島和夫[オオシマカズオ]
1949年生まれ。1979年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都府立大学教授(民法、公共政策)、神戸市外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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