内容説明
「失われた30年」は、まじめに働けばなんとかなるという希望が日本社会から失われていった30年でもある。不安定な働き方が広がった日本の産業・職場の現状を見つめながら、解決方向をともに考える。
目次
第1部 “総論”非正規労働問題を考える―ディーセントワーク実現のために(非正規雇用の何が問題か―雇用と賃金を中心に;非正規雇用はなぜ増えてきたか―財界と政府の選択;問題はどうすれば解決できるか―労働組合規制と労働法規制の強化)
第2部 現場からの報告(国の機関を支える不安定就業労働者;自治体に広がる不安定な働き方;製造現場における非正規社員の雇用を守るたたかい;放送産業における不安定な働き方;夢と感動をあたえるテーマパークを支える不安定な働き方 ほか)
著者等紹介
川村雅則[カワムラマサノリ]
1974年生まれ。北海学園大学経済学部教授(労働経済論)。NPO法人建設政策研究所副理事長。反貧困ネット北海道共同代表。NPO法人官製ワーキングプア研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 吉野ケ里 〈本文編〉