内容説明
各社でマーケティング部門を育成・指揮してきた著者が初めて明かす!2つの要素さえ押さえれば、あなたは戦略を使いこなせる。
目次
1 戦略を定義付ける
2 戦略の構成要素1 「目的」を解釈する
3 戦略の構成要素2 「資源」を解釈する
4 戦略の効用
5 戦略を組み立てる
6 戦略を管理する
7 戦略的に考える
8 「戦略」をより深く理解する
著者等紹介
音部大輔[オトベダイスケ]
関西学院大学商学部卒業後、P&Gジャパンのマーケティング本部に入社。17年間の在籍中、ブランドマネジャー、マーケティングディレクターとしてアリエール、ファブリーズ、アテント、パンパースなどのブランドマネジメントを経て、US本社セントラルチームでイノベーションに関する知識創造プロジェクトのマーケティングサイドを主導。帰国後、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂などさまざまな文化背景、製品分野の企業でブランドマネジメントやマーケティング組織育成を指揮。2016年、CNETJapanのCMO Awardを資生堂ジャパンCMOとして受賞。博士(経営学 神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
41
誰もが等しく理解できる目的を設定することは意外と難しい。しかし、幸いなことに目的設定のためのいい道具がある。SMAC、SMARTという概念だ。 P&GではSMACを使い、ユニリーバではSMARTを使っている。 SMACのConsistent(一貫性がある)、SMARTのRelevant(関連性がある)のように、戦略には階層性があり、上位の手段が下位の目的になるという特性を持っている。この特性ゆえに、戦略の議論において目的と手段がころころと転換して、なんとなく定まらない印象を受けることがある。2020/04/25
Kentaro
29
戦略が必要な第1の理由は、達成すべき目的があるからである。逆に言えば、達成すべき目的がなければ、戦略は必要ない。そして、目的をいかに明確にするかが、その後の行動計画と有効性にきわめて大きな影響を及ぼす。戦略が必要な第2の理由は、「資源には限りがあるから」である。もし資源が無限であれば、考えつくことをすべて実行すればいいのだから戦略は必要ない。しかし、資源は常に有限である。限界があるからこそ、達成手段を取捨選択しなければならないし、そこに資源の使い方の巧拙が出てくる。ここに、戦略を持つことの意味が生まれる。2019/04/05
ゆういち
10
戦略は、達成すべき目的のための指針。また、有限な資源の使い方を指し示すもの。混同しやすいワードとの違いが書かれていて勉強になりました。2019/06/04
前田まさき|採用プロデューサー
8
✅戦略とは「目的達成のための資源利用の指針」 ✅戦略の構成要素は「目的」と「資源」。いい「目的」がないと人も組織もつまずく。「資源」とは、目的達成のために使えるすべての有形無形の資材や資産、人材などを指す。資源には必ずしも「資源」らしい見かけでない場合がある2021/01/09
Kei
8
過去に読んだ本。登録漏れ。要再読。2020/03/21
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