内容説明
パリの大部分を占める身近な界隈の魅力を再生したのは、詳細で柔軟性に富んだパリ独自の都市計画の力だ。建物の形の規制や緑地の保護、駐車場から商業・居住用途の効果的な配分までに踏み込んだ地域環境制御の創意と工夫に迫る。
目次
序 ２１世紀、フランスの都市再生の伏線となったもの
第１章 オーダー・メイドの街づくりとは
第２章 パリ市におけるオーダー・メイドの街づくり
第３章 オーダー・メイドの街づくりの傾向と対策
第４章 オーダー・メイドの街づくりの展開
結論 プレ・タ・ポルテの都市計画からオーダー・メイドの街づくりへ
著者等紹介
鳥海基樹［トリウミモトキ］
１９６９年埼玉県生まれ。１９９５年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同年フランス政府給費留学生、１９９７年パリ＝ラ・ヴィレット建築大学校博士論文提出資格取得課程（ＤＥＡ）修了、１９９９年パリ＝ソルボンヌ大学高等専門養成課程（ＤＥＳＳ）修了。２００１年フランス国立パリ社会科学高等研究院（ＥＨＥＳＳ）博士課程修了。博士（都市学）。この間、１９９９年及び２０００年にパリ市役所外局パリ都市計画アトリエ（ＡＰＵＲ）研修員。２００１年東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻専任講師、現在に至る
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