内容説明
本書は、鋼材の選定に始まり実際の施工に至る一連の流れの中で、鉄骨構造の土台として求められる必須の知識、技術を、最近の情報を盛り込みながら、できるだけ平易に説いている。数式を極力用いず、鉄骨によるものづくりの基本が、初学者、実務家を問わず理解できるように配慮した。
目次
序章 鉄骨構造の歴史
第1章 構造材料としての鋼
第2章 鉄骨部材による架構構成
第3章 鉄骨部材の接合方法
第4章 鉄骨構造の接合部
第5章 これからの鉄骨構造
著者等紹介
金多潔[カネタキヨシ]
1953年京都大学工学部建築学科卒業、1959年米国スタンフォード大学大学院終了。同年京都大学防災研究所助教授、1964年同工学部助教授を経て、1965年より京都大学工学部教授、1994年定年退職。京都大学名誉教授、工学博士。専門は鉄骨構造学、主に超高層建築物を含む建築鋼構造に関する研究、鉄骨製作工場の性能評価、歴史的建造物の構造補強などを手掛けた
甲津功夫[コウズイサオ]
1970年京都大学大学院工学研究科修士課程建築学第二専攻修了。1972年京都大学工学部助手、1984年同助教授を経て、1993年より大阪工業大学工学部教授、現在にいたる。工学博士。専門は鉄骨構造学、主に接合部の力学性状に関する実験的、解析的研究に従事している
吹田啓一郎[スイタケイイチロウ]
1988年京都大学大学院工学研究科建築学第二専攻博士後期課程修了。同年4月から京都大学工学部助手、現在にいたる。1997年米国テキサス大学オースチン校客員研究員。工学博士。専門は鉄骨構造学で主に建築鋼構造の接合部を対象とする実験・解析・理論的研究を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。