イノベーション・ネイバーフッド―価値共創を支える”まち”の構想とデザイン

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イノベーション・ネイバーフッド―価値共創を支える”まち”の構想とデザイン

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761529765
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0052

出版社内容情報

徒歩圏の小さなまちに知識産業が集まってきた。ボストンのシーポート・ディストリクト、ロンドンのナレッジ・クォーター、恵比寿、天王洲、長岡中心部など多数の事例の考察から、これらがどのようにして生まれ、育てられたかを明らかにする。そこから行政や地元によるまちづくりや産業政策の実務に役立つ考え方と方策を示す


【目次】

1章 イノベーション・ネイバーフッドとは何か
1-1 地域競争優位の鍵を握る〈まち〉の力量
1-2 知識創造の経済
1-3 知識創造を下支えする都市環境
1-4 「ネイバーフッド」を単位としたイノベーション

2章 イノベーション・ネイバーフッド形成の試み―世界と日本から
2-1 シーポート・ディストリクト(米・ボストン市)
       ―荒廃した港湾地区がイノベーションの先進地に変貌
2-2 ナレッジ・クォーター(英・ロンドン市)
―研究教育機関を基盤とした英国随一のサイエンス・クラスター
2-3 恵比寿(東京都渋谷区)
―渋谷の「奥座敷」として成長するイノベーション・ネイバーフッド
2-4 長岡市イノベーション地区(新潟県長岡市)
―地方都市中心市街地でのイノベーション創発

3章 イノベーション・ネイバーフッドの構成要素
3-1 都市的環境の一般構造
3-2 イノベーション・ネイバーフッドを捉える枠組み
3-3 イノベーション・ネイバーフッドの九つの要素
(要素1)結束領域としてのネイバーフッド―「密度」が接触と相乗効果を生み出す範囲
(要素2)スタートアップ・キャンパス―誰もが参入しやすいネイバーフッドの入り口
(要素3)多様なオフィスストック―皆が居続けられる様々なワークスペースの確保
(要素4)都会的アメニティ―昼も夜も通いたくなる都市の愉しみ
(要素5)生態的アメニティ―知的労働の疲れを癒やし生産性を回復する都会のオアシス
(要素6)居場所アメニティ―誰でも立ち寄ることができるイノベーターの止まり木
(要素7)共創圏―認知距離の近いイノベーターからなる社会的圏域
(要素8)共創触媒―圏域境界を越えた繋がりを生み出す人・組織・プログラム
(要素9)地域の物語―要素を意味的に関連づける力を持った象徴的価値の体系

4章 イノベーション・ネイバーフッド形成策の実際:天王洲
4-1 天王洲における小規模継続的整備によるエリア価値の再構築
4-2 エリア価値の再構築の検証
4-3 〈フレームワーク〉から見た天王洲の強みと弱み
4-4 イノベーションを軸にした市街地再生と「アート」

5章 イノベーション・ネイバーフッドの〈計画〉
5-1 イノベーション・ネイバーフッドの〈計画〉の構成
5-2 標的―育成すべき地域と主導産業を設定する
5-3 構想―都市のありたい姿を理念として示す
5-4 計画―理念を具体化し、その実現に向けた道筋を描く
5-5 体制―立案と実行を推し進めるためのチームを組む
5-6 実現手段―目標を実現するための制度や事業を用意する

6章 知識社会にふさわしい都市へ
    ―社会背景と理論から見たイノベーション・ネイバーフッド
6-1 知識社会の到来と都市

内容説明

イノベーターを惹きつける〈まち〉をつくり、育てる方法。いま知識創造型産業は、自動車を前提としたシリコンバレー型の集積に代わって、徒歩で回れる程度の小さな地域に集積し始めている。ボストンのシーポート・ディストリクト、ロンドンのナレッジ・クォーター、恵比寿、天王洲、長岡市中心部をはじめ多数の事例の調査・研究から、それらがどのようにして生まれ、育てられたかを明らかにする。また、そうした集積を導き育てるには行政や地元は何をすれば良いのか、まちづくりや産業政策の実務に役立つ考え方と方策を示す。

目次

1章 イノベーション・ネイバーフッドとは何か
2章 イノベーション・ネイバーフッド形成の試み―世界と日本から
3章 イノベーション・ネイバーフッドの構成要素
4章 イノベーション・ネイバーフッド形成策の実際:天王洲
5章 イノベーション・ネイバーフッドの〈計画〉
6章 知識社会にふさわしい都市へ―社会背景と理論から見たイノベーション・ネイバーフッド

著者等紹介

山村崇[ヤマムラシュウ]
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 准教授、博士(工学)。1980年京都市生まれ。専門は都市計画、都市・地域デザイン(知識創造・イノベーションと都市、市街地再生、景観の構造的解釈ほか)。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、複数のIT企業の設立・経営・事業統合に従事。その後、早稲田大学大学院創造理工学研究科にて企業立地メカニズムについての研究を開始。2010年3月、修士課程修了。2014年7月、博士(工学)取得。2014年早稲田大学建築学科助教、2018年同講師、2019年早稲田大学高等研究所講師、2021年同准教授を経て、2022年より現職。早稲田大学研究院客員准教授(兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

H.Y

0
産業構造が変化し、ワークとライフを一体的に考えることが重要ななかで、重要な概念提起をしている。計画論の教科書としても読みやすい。2026/08/09

snzkhrak

0
オフィスづくりに関わるデベロッパーの必読書。イノベーションは顔の見える範囲、歩ける範囲=ネイバーフッドの単位で起こる。クラスターには縦割的な産業クラスターのみならず、横串的なテーマクラスターもあるという。エリアを纏う共通価値観によって、人々が緩やかに結び付いている様は、私の理想とも近い。渋谷、恵比寿、五反田、天王洲の実例は身近で分かりやすい。エコシステムを発展させるにはネイバーフッドで起きているイノベーションを計測する必要がある。アンカー機関から、どんな知識が染み出して、どんな知恵が生まれているのか。2026/07/26

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