大都市自治を問う - 大阪・橋下市政の検証

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761526108
  • NDC分類 318.263
  • Cコード C0036

出版社内容情報

橋下市政による大阪の変貌、改革の実体を、教育・医療・福祉・財政と多角的に分析。改革至上主義の限界と地方自治の展望を描く。

地方都市は、東京一極集中に対抗する自治の術をいかに持てるのか?「改革」を掲げる橋下市政、その改革至上主義による大都市大阪の変貌を丁寧に追い、顧みられなかった改革の中身、政策の実体と問題点を、教育・医療・福祉・財政・防災等、研究者たちが徹底分析。改革至上主義の限界と地方自治の展望を、総合的に検証した。

序論 大都市自治の「光」と「影」

第一部 大都市が陥る改革・至上主義
第1章「改革」全体主義の構造 (藤井)
第2章 破壊される自由民主主義 ~政治プロセスの視点から (藤井)
第3章 都市居住と大衆化 (薬師院)
第4章 維新の党 ~右派ポピュリズムの国政への進出  (村上)
第5章 プロパガンダと言論弾圧 (藤井)

第二部 橋下市政は大阪をどう「変えた」か ~政策分野ごとの検証
▽大都市の「改革至上主義」の諸相 ~橋下市政の検証
第6章 教育 【小野田先生】
第7章 医療・福祉 【中山徹先生】
第8章 公務員と労組への攻撃 【大阪市政調査会】
第9章 財政 【森】
第10章 防災 【河田先生】
第11章 都市開発・都市交通 【藤井先生】
第12章 産業(政策)【本多哲夫先生】
第13章 「大阪都=大阪市廃止分割」構想の台頭と挫折 【村上】
第三部 大都市自治の未来
第14章 藤井  例:大都市のプライドに基づく地域間連携・中央政府との協力
第15章 森   例:NYの例を引用しつつ、下からの自治を(総合区)
第16章 村上  「脱東京」の都市政策に向けて ~大阪の魅力と展望

【著者紹介】
藤井 聡/京都大学大学院工学研究科教授。内閣官房参与