感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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著者の大久保慈氏はフィンランドで学んだ建築家。昨今では北欧デザインの家具や食器などが人気を博しているが、フィンランドもその旗手の一国。ここでは、それをさらに建築あるいは町並みのデザインにまで拡張してフィンランドのデザインを紹介している。残念ながら写真の大半は小さくてモノクロなのだが、それでも北の国に特有の風土感はよく伝わるし、生活や空間の余裕といったものが随所に感じられる。こと建築に関して言えば、機能主義、機能美の追及に特質があるようだ。その一方で古いものもまた大切にされているのであるが。2023/10/04
ひろ
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フィンランドで仕事をする日本人建築家がフィンランドの建築に関する法制度の諸相や1908年の建国から現在に至るまで活躍したフィンランドに関わりのある内外の建築家について述べた本。フィンランド政府が外交戦略として打って出ているデザインについても当然触れており、マリメッコには日本人デザイナーがいるとかは知らなかったし、ラップランド出身で邸宅もラップランドにあるガラス工芸デザイナーの作品めちゃくちゃ欲しくなった。2013/10/12
KakeruA
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戦後フィンランドの歴史が以如に建築とつながっているのかが良くわかる。アアルトを始まりに、シビックプライドの醸成から建築家の働きや都市計画に市民が参加している様子が見て取れる。2012/07/05
Yuko Miki
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フィンランドいきたくなった(*^_^*)2012/04/29
伊藤 寿幸/TOSHIYUKI ITO
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日本で建築教育を受けた後、フィンランドでの建築教育を受けた筆者が書いている本。それぞれの小見出しは2ページでの構成で見やすい構成になっている。フィンランドの国民性、都市計画、建築、プロダクトなどについて紹介がされている。(ただ、そこまで多くまた詳細には書かれていないが)フィンランドに興味がある人には入門編として良いのではと思いました。僕もフィンランドのデザイン都市としても性格に興味があり、今回読んでみてフィンランドに行ってみたいと思いました。2011/09/26
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