環境と空間文化―建築・都市デザインのモチベーション

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761523725
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0052

内容説明

「環境主義」「人間中心主義」を越えて。環境と人間の創造的な関係こそ文化にほかならない。デザイナーの本来の役割を示し、環境―人間の開いた関係性構築をさぐる緊迫の討議。

目次

PROLOGUE 環境はどのように文化を生成するか
1 環境幻想―まもりたい環境はどこにあるのか
2 山川草木を織り込んだ都市―環境との関係構築の形
3 時間を超える建築―自然という矛盾と向きあう
4 形態を超えて―システムとしての都市デザイン
5 私たちの拠って立つ場所―環境と都市をどのように育てるのか
EPILOGUE 人間像の改定を求める環境文化

著者等紹介

中村良夫[ナカムラヨシオ]
東京工業大学名誉教授。1938年生まれ。東京大学工学部卒業。日本道路公団技師、東京工業大学教授、京都大学教授を経て現職。工学博士。専門:景観工学、地域計画学、国土運営学。設計監修した古河総合公園がユネスコのメリナ・メルクーリ国際賞を受賞

小野芳朗[オノヨシロウ]
岡山大学大学院環境学研究科教授。1957年生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。京都大学助手、同講師、岡山大学助教授を経て現職。工学博士。専門:環境工学。能楽金剛流師範

堀繁[ホリシゲル]
東京大学アジア生物資源環境研究センター教授。1952年生まれ。東京大学農学部卒業。環境庁自然保護局阿寒国立公園管理事務所技官、日光国立公園管理事務所主査、東京大学助手、東京工業大学助教授を経て現職。農学博士。専門:景観工学、地域計画学、造園学

内藤廣[ナイトウヒロシ]
建築家・東京大学大学院社会基盤学教授。1950年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、内藤廣建築設計事務所設立。2001年東京大学大学院社会基盤学助教授。02年から現職

齋藤潮[サイトウウシオ]
東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。1957年生まれ。東京工業大学工学部卒業。同大学院理工学研究科修士課程修了。東京工業大学工学部助手、旧運輸省港湾技術研究所主任研究官、東京大学工学部教授、東京工業大学工学部助教授を経て現職。工学博士

土肥真人[ドヒマサト]
東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。1961年生まれ。京都大学農学部卒業。同大学院博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、カリフォルニア州立大学バークレー校客員研究員を経て現職。ミラノ工科大学客員研究員(文部科学省在外研究員)。農学博士。専門:コミュニティ・デザイン論、造園学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

1
生態学に偏重しがちな環境学に警鐘をならし、文化との関わりという視点から、環境工学・建築家・農学などさまざまな立場の論者が掘り下げた論集。それぞれの報告の後に付される討論が面白いです。2015/04/08

黒沢

1
環境という曖昧な言葉を様々な面から説明するために、専門家の方々が話し合う形式で書かれている。 環境という言葉の意味するところを過去や未来にわたって広く論じており、研究や勉強のために読むのもおすすめ。2011/11/10

今を生きる

0
歴史・文化と景観の関係。日本だからこそ、この時代だからこそどう関わり合っていくべきか?2024/01/02

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