内容説明
鉄道と都市の蜜月からモータリゼーションの進行による都市部の衰退までを振りかえりながら、都市の魅力のありかを探る。繁華街の分析から見えてくる、「おもしろいまち」の姿とは?駅と鉄道がつむぎ出す豊かな公共領域の姿を描き、まちづくりの新たな理念を提起する。
目次
第1章 鉄道が築いた都市
第2章 通勤考
第3章 鉄道が車に敗れた都市
第4章 観光考
第5章 都市の賑わいと変わるターミナル
第6章 “ハレ”と“ケ”の街を創る鉄道駅
第7章 繁華街を分析する
第8章 鉄道都市―より豊かな公共領域の創造と鉄道の役割
著者等紹介
北村隆一[キタムラリュウイチ]
京都大学大学院工学研究科教授。1949年大阪府生まれ。1974年京都大学工学部土木工学科卒業修士課程修了。1978年ミシガン大学にてPhD取得。同年カリフォルニア大学デイヴィス校土木工学科助教授から、同準教授、教授を経て、1993年より京都大学工学部教授。専門は交通行動分析、需要予測
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