内容説明
今、建築保存におけるデザインが問われている。建築保存における国内外のデザイン手法を歴史的理念をもとに読み解きながら解説。
目次
1 近代の遺産をとりまくもの(保存理念の歴史;日本の保存とヨーロッパの保存)
2 保存の新たなるテーマ(経済社会とモダニズム;地球環境時代の建築保存)
3 保存のデザイン(理念から実践へ;デザインの手法)
4 事例に学ぶデザイン手法(修復の手法;置換の手法;付加の手法;新たなる手法)
著者等紹介
田原幸夫[タハラユキオ]
建築家。1949年長野県生まれ。73年京都大学工学部土木工学科卒業、75年同大学工学部建築学科卒業、83~85年ベルギー政府給費生としてルーヴァン・カトリック大学コンサーヴェーションセンター留学。現在、日本設計・保存プロジェクト総括。日本イコモス国内委員会理事、ドコモモ/ジャパンのボードメンバー、東海大学非常勤講師(建造物修復デザイン論)も務める
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