マイクロ・ライブラリー―人とまちをつなぐ小さな図書館

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761513511
  • NDC分類 016.29
  • Cコード C0036

出版社内容情報

今、全国で静かに広がる、個人が運営する小さな図書館「マイクロ・ライブラリー」。一人ひとりの小さな歩みから生まれた「想い」が「

自宅から商店街・公共図書館・病院・大学まで、〈本×人〉の場をつくる事例を一挙紹介。全国マイクロ・ライブラリー一覧も収録。

まえがき
第1章 新しい〈本×コミュニティ〉のカタチ
 1 本がつなぐ新しいコミュニティ(礒井純充)
 2 なぜ本屋がコミュニティをつくるのか(中川和彦)
 3 コミュニティをつくるデザイン(服部滋樹)
第2章 地域をつなぐマイクロ・ライブラリー
 1 まちライブラリー@もりのみやキューズモール(笹井ちひろ)
 2 まちライブラリー@立命館大学大阪いばらきキャンパス(服部利幸)
 3 ライブラリーの立ち上げを通して見えてきたこと(中川和彦・服部滋樹・服部利幸・礒井純充)
第3章 〈まち×マイクロ・ライブラリー〉の可能性
 1 商業施設・商店街×マイクロ・ライブラリー
 ・地域に根ざして、住まう人を紡ぐ場所
~まちライブラリー@JAMES TAYLORイオン和歌山店 島内啓介・原田みなえ
 ・ニッチなモノや趣味が合致した時、結びつきは一層強くなる
~岡本商店街まちライブラリー 松田朗・道法美子
 2 病院×マイクロ・ライブラリー
 ・体の治療だけでなく、心も休まる医療を目指す
  ~まちライブラリー@関西医科大学附属滝井病院透析センター 河野啓子
 ・地域との交流を通して「すべての人に健康を」
  ~まちライブラリー@リエゾンサロン北越谷 藤田融
 3 公共図書館×マイクロ・ライブラリー
 ・楽しみながら??まず、やってみる?≠ゥら始めよう
~北海道恵庭まちじゅう図書館 本間洋一
 ・区民による区民のための「課題解決型図書館」
  ~まちライブラリー@墨田区ひきふね図書館パートナーズ 北村志麻・小田垣宏和
 4 一つのテーマで地域に貢献するマイクロ・ライブラリー
 ・「スポーツ文化」の発信を通して、足助のまちに貢献したい
  ~NPO法人 体育とスポーツの図書館 成瀬徹
 ・絵本の読み手と語り手、双方の心が通う
  ~おはなしレストランライブラリー 岩田栄作
 5 世代を超えて人をつなぐマイクロ・ライブラリー
 ・妻が遺した本で、我が家を地域に開く
  ~まちライブラリー@大和高田はるえ文庫 高橋正夫
 ・本を介して、人と人との「縁」(えにし)を紡ぐ
  ~まちライブラリー@一乗会 木村皓一
 ・子どもが自由でいられる秘密基地~Youth Libraryえんがわ 並河哲次
第4章 「本のまち」をつくるマイクロ・ライブラリー
 家の前の小さな図書館 リトル・フリー・ライブラリーの世界 トッド・ボル
・マイクロ・ライブラリー一覧/マイクロ・ライブラリー憲章
・マイクロ・ライブラリーアワード受賞ライブラリー一覧
・マイクロ・ライブラリーサミット2014について
 あとがき

【著者紹介】
礒井 純充/一般社団法人まちライブラリー代表

内容説明

自宅だけでなく、商店街・公共図書館・病院・大学…まで“まち×マイクロ・ライブラリー”の新展開。全国815のマイクロ・ライブラリー一覧も収録。

目次

第1章 新しい“本×コミュニティ”のカタチ(本がつなぐ新しいコミュニティ;なぜ本屋がコミュニティをつくるのか ほか)
第2章 地域をつなぐマイクロ・ライブラリー(地域に開かれたショッピングセンターをめざして―まちライブラリー@もりのみやキューズモール;「地域・社会連携」の一翼を担うまちライブラリー―まちライブラリー@OIC(立命館大学大阪いばらきキャンパス) ほか)
第3章 “まち×マイクロ・ライブラリー”の可能性(商業施設・商店街×マイクロ・ライブラリー;医療×マイクロ・ライブラリー ほか)
第4章 「本のまち」をつくるマイクロ・ライブラリー(家の前の小さな図書館―リトル・フリー・ライブラリーの世界)
第5章 マイクロ・ライブラリー一覧(第二回マイクロ・ライブラリーサミット二〇一四;マイクロ・ライブラリー アワード ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kum

16
図書館勉強本。まちライブラリーというものの存在を知ったのがごく最近。すでにこれだけの数の小さな私設図書館が全国にあると知って驚いた。図書館がなくなってしまった町でいろんなお店の本棚を集めて図書館を作る試み、絵本ライブラリー「おはなしレストラン」、妻の遺した2000冊の本で自宅に図書館を開いたご主人、どれも夢がある開館までのエピソード。図書館の新時代を感じる1冊だった。近頃友とハマっている本旅の巡り先にマイクロライブラリーも追加しよう📖2019/05/21

Nobuko Hashimoto

16
お店の一角に置かれた本棚から専門図書館レベルのものまで、人とまちをつなぐ小さな「図書館」が増えている。規模や業態、想定する利用者もさまざまで、それぞれに個性あふれる活動を展開している。それらがゆるやかに繋がって、お互いに背中を押し合う場としてマイクロライブラリーサミットが開かれている。本書は2014年のサミットの記録である。こういった自発的な場づくりは大きさや集客を第一義としなくてよい。それぞれの目的や動機、意欲を大事にして、それぞれに活動する方が、多様で多層な人のつながりを増やすだろうと感じた。2016/01/31

ごへいもち

16
本当にパラ見。小鳥の巣のような小さなライブラリ2015/07/21

おおにし

14
昔は本屋はデッカイほうが良いと思ってましたが、良い本との出会いは意外と小さな本屋さんの方が多いような気がします。図書館も同じかもしれません。そしてマイクロ・ライブラリーは本を通じて人と出会える場でもあるということもこの本を読んでわかりました。是非私もマイクロ・ライブラリーを活用したいのですが、残念ながら周辺にはそれらしき図書館はありません。それならば、アメリカから始まったというリトル・フリー・ライブラリー活動に参加して自ら図書館を作ってみたくなりました。2015/11/20

あや

12
行ってみたいところがたくさん!2015/10/02

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