目次
プロローグ 被災した土地に希望の種を
1章 荒地から―野菜ではなく「仕組み」づくりにたどりつく
2章 開墾へ―株式会社で社会の課題を解決する
3章 種を蒔く―困難を乗り越える仲間との出会い
4章 芽吹き―広がる農のチカラ、育つコミュニティ
5章 実り―農と人がつながり始めた
6章 収穫そして新たな荒地へ―自産自消の社会に向けて
著者等紹介
西辻一真[ニシツジカズマ]
1982年福井県生まれ。高校時代から日本の農業問題に疑問を抱き、京都大学農学部資源生物科学科へ進学。卒業後、ITマーケティング会社に入社、営業・企画を担当する。この頃起こった食の安全性をめぐる問題を目の当たりにし、一刻も早く農業のために立ち上がりたいと、2007年(株)マイファームを設立。耕作放棄地を有機無農薬の体験農園等に活用するビジネスを全国で展開し、2010年からは有機農業を学べるマイファームアカデミーも運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐治駿河
40
著者の行動力と先見性に感服します。農業ビジネス関係の著書は自画自賛の武勇伝的な本が多い中で、本書はこれまでの農業ビジネスにない視点と手法でのビジネスを成功させたことについて書かれています。地産地消ではなく自産自消のビジネスモデルは他の業界にも広げることができる考え方ですね。DYIなどは自作自消であり、同様の考え方が根源にあるのではと考えさせられました。農業関係の書籍の中では久々に刺激がありました2024/10/31
しゅわ
8
楽しい事をしていると人がたくさん集まってきます。それを仕事にしている感じでした。求心力もすごいし、それを巻き起こす仕掛けをたくさん作っているのもすごいです。楽しく、せめて楽しそうに仕事しないと人が集まってこないのかもしれないです。2016/11/22
たらこりっぷ
4
日本の農業がこれからどうなっていくのか、世の中の多くの人たちはたぶん真剣に考えたことがないでしょう。自分も含めて。自分たちの食べるものが、これから十分に確保できるのか、本当はかなり瀬戸際に来ています。そんな中で、若い世代の農業への挑戦は心強く感じました。これまでとは違う新しい切り口で農業をとらえようとする姿勢にも賛成です。でもこの手の本って読む人が少ないので残念です。2012/07/06
Yasushi Orihara
2
耕作放棄農地をなくし、自給率を上げることを目的に立ち上げたマイファームの貸し農園事業を始め、若手起業家西辻さんの夢が語られています♪一気に読ませてくれます♪2015/08/13
masa
1
10冊目読了!2017/05/21