内容説明
20年の実績から豊富な事例で説く。エコ、グリーン、長期滞在、産業観光など、ニューツーリズムのプログラムの秘訣、地域に求められる人材、組織づくりの考え方。
目次
1 地域主導で生まれ変わろうとする国内の旅
2 求められる本物の旅とは
3 地域に求められるマーケティング能力
4 地域の魅力をひきだす滞在型プログラム
5 地域資源の活かし方
6 地域主導の旅づくりに求められる人材
7 地域がつくる旅の未来を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
17
6年前の本。 色褪せない内容。 地元住民主導の、着地型観光 の魅力づくりが、即、 まちづくりにつながる。 観光まちづくりといわれるゆえんだ。 名もない小さなまちでも、 その美しい景観が感動をよぶ(95頁の橋と 袂の写真)。 わたくしもFacebookには風景写真を結構 投稿するようにしている。 全国の友達に向けて。 プロジェクトのなかの個別の案件を ひとつひとつ具体的に実行 していくのがコーディネーター (146頁)。 2014/07/01
Humbaba
11
ボランティアは善意で参加するものだが、そこにも責任はついてまわる。それならばやりたくないと考える人もいるだろうが、無理して全員参加にしても誰も幸せになることはできない。そのことをしっかりと節会見して、互いに何が求められているかを知って置かなければ大きな問題になってしまいかねない。2015/04/26
Humbaba
7
サービスを提供するときに最も重要な事は、相手が何を求めているかを知ることである。自分たちに伝えたい情報があったとしても、それを顧客が求めていなければ押し付けることはできない。過剰なさーびすというのは、誰もが求めているというわけではないので、相手に合わせてどのように対応するかを判断する必要がある。2013/10/28
前澤正毅
1
すとんと納得できる一冊。 観光の仕事をはじめて「着地型」という言葉を頻繁に耳にするようになりながら、漠然としたイメージしか持っていなかったが、なぜそこに至ったのかが、非常にわかりやすく解説されている。 また、ハウツー本ではないが着地型プログラムを企画するヒントが散りばめられていて、とっかかりには非常によい本でした。2014/07/13
Keita Haga
1
旅行社主導でない現地滞在型の観光では、地域の果たす役割が大きい。地域の持つ資源に気づき、それを驚きに変えるためには押し付けにならないように気をつけ、運営者はプロ意識を持たなくてはならない。2014/03/11