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出版社内容情報
音はきこえてくるが、ことばとしてききとれない…… 聴力が正常とされながら、ききとり困難を抱える人の症状から支援までを解説。
1章 APDとは 2章 APD疑い例にみられる症状
3章 APDの評価 4章 関連する障害とその特性
5章 APDへの支援
小渕千絵[オブチチエ]
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科准教授 博士(心身障害学) 専門:聴覚障害学
原島恒夫[ハラシマツネオ]
筑波大学人間系教授 教育学博士 専門:聴覚障害生理・心理学
内容説明
音はきこえてくるが、ことばとしてききとれない…雑音の中では何を言っているのかわからない…聴力が正常とされながら、「ききとり困難」を抱える人たちに関する症状、評価そして支援までを解説する。
目次
1章 APDとは(APD研究の歴史;脳損傷による狭義のAPD(純粋例) ほか)
2章 APD疑い例にみられる症状(小児にみられるAPD疑い例;成人にみられるAPD疑い例)
3章 APDの評価(問診;質問紙による評価 ほか)
4章 関連する障害とその特性(発達障害とAPD;精神疾患とAPD)
5章 APDへの支援(環境調整;聴覚を補う手段 ほか)
著者等紹介
小渕千絵[オブチチエ]
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科准教授。博士(心身障害学)。専門は聴覚障害学
原島恒夫[ハラシマツネオ]
筑波大学人間系教授。教育学博士。専門は聴覚障害生理・心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
19
★★★☆☆聴覚検査では異常がないのに日常生活におけるききとり困難を有する障害を、APD(聴覚情報処理障害)という。この本では、APD研究の現状や評価方法、関連する障害や支援方法について書かれている。自分が聞き取りにくさを感じているため手に取ってみたが、具体的な解決策はあまり示されていないように思える。しかし症例などを見るとこにより、自分の障害となっている状態をまず知るという意味では、とても参考になる本であった。【印象的な言葉】多くのAPD疑いの方々に共通することは、「ききとりにくさ」である。2020/01/25
kitten
5
図書館本。APDのことを調べてみたくて借りてみた。現時点でまだ、研究途上といった感じ。こうであればAPDというはっきりした傾向はみえない。器質的には問題ないのに、本人は聞き取れていない、ということがあるようで、発達障害との関係もありそう。ただ、「生まれた時からずっと」聞きとりにくい場合、本人はそれが当たり前になっているため 自分が「聞きとりにくい」のかどうか判断できないと思う。 「耳鼻科行ってこい!」とよく突っ込まれてる息子はどうなんだろう?ちょっと学術的すぎてわかりにくいので他の本も借りてみる。2020/06/01
PANDAMON
5
聴力は正常であるにも関わらず、日常の聞き取りが困難である『聴覚情報処理障害』についての本。障害について、評価方法、支援取り組み方法が書かれている。APDへの理解を深めるためには必読。2018/09/01
ヨハネス
3
要因には内的と外的があり・・などとても学術的。脳損傷や発達障害など原因がはっきりわかるものもあるけれど、自分の場合はぴったり当てはまるものがなくがっかり。判定評価方法や対処方法も考えられていますが、原因がわからなければどうしようもなさそう。自分の場合低音が苦手だし、知人はひずんで聞こえるから理解できない、そんな例はこの本にはありませんでした。2019/08/01
Hiro
0
APDに対する根本治療はありませんが、音のトレーニングをすることが少しばかり役に立つというのは希望が持てます。2023/01/05




