内容説明
問題行動を子どもの障害特性や性格のせいにしていませんか?子どもは問題行動を示すことで何かを相手に訴えようとしているのです。本書は機能的アセスメントを用いることで、その「何か」を解き明かし、さらに問題行動を解決する介入プラン立案までのプロセスを分かりやすく解説します。専門用語の使用を最小限にとどめて書かれているため、行動分析を学んだことのない家族、教師、支援スタッフなどにも理解しやすい内容となっています。
目次
序論(このハンドブックの目的;誰がこのハンドブックを使うべきか?;機能的アセスメント;機能的アセスメントとは何か?;機能的アセスメントの三つのアプローチ;なぜ、機能的アセスメントを行うのか?;機能的アセスメントを行なう前に―考えなければならない、いくつかの付加項目;根底にある三つの価値観)
機能的アセスメントとその分析方略(機能的アセスメントインタビュー;対象となっている個人を参加させる―生徒に直接行なう機能的アセスメントインタビュー;直接観察;機能分析の操作)
行動支援計画の立案(行動支援計画を立案するときの四つの配慮事項;介入手続きの選択―競合行動バイパスモデル)
行動支援計画を文書にする(なぜ行動支援計画書を書かなければならないのか?;行動支援計画に必要な要素)
著者等紹介
茨木俊夫[イバラギトシオ]
埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター教授
三田地昭典[ミタチアキノリ]
神奈川県湘南地域就労センター。1998年オレゴン大学教育学部修士課程修了
三田地真実[ミタチマミ]
東京インターナショナルラーニングコミュニティ(TILC)校長。2002年オレゴン大学教育学部博士課程修了
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