内容説明
1909年にモンテッソーリは、処女作において、日常生活の練習、感覚教育、数教育、言語教育、文化教育とならんで宗教教育について解説し、1946年には「すべての人間には言語を発達させる傾向があるように宗教を発達させる傾向がある、また言語と宗教はどんな人間でももつ二つの特性だ」と講演している。モンテッソーリ教育における宗教教育の位置づけを明確化にする、宗教教育の理論と実践の本格書。
目次
モンテッソーリ教育との出会い
モンテッソーリ教育と子どもの「精神」の発達
モンテッソーリ教育の原点
モンテッソーリ教育における宗教
モンテッソーリ宗教教育と良い羊飼いのたとえ話
モンテッソーリにおける言語と宗教―良い羊飼いと雇い人
少年Aと良い羊飼い
子どもの心と良い羊飼い
モンテッソーリ法による幼児の宗教教育―からし種のたとえ話
モンテッソーリ・メソッドによる典礼カレンダー
日常生活と宗教的活動―お花をいける
地理と宗教的活動―エルサレム
歴史と宗教的活動―神さまを中心とした世界の歴史
手の動きと宗教的活動―祭服
レニルデ・モンテッソーリさん
道徳教育とモンテッソーリ教育
モンテッソーリとフレーベル―教育人間学の宗教的視点から
ホリスティック教育とモンテッソーリ教育
著者等紹介
江島正子[エジママサコ]
上智大学卒業。イギリス・ロンドン大学、ドイツ・ケルン大学留学、PhD.星美学園短期大学を経て、現在、関東学園大学教授、WEF世界教育連盟日本支部常任理事、日本モンテッソーリ協会理事、『モンテッソーリ教育』編集委員長、太田市公民館審議委員、学校法人大宮小百合学園評議委員、社会福祉法人茅ヶ崎学園理事、国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター委員長、上智モンテッソーリ教員養成コース(講師)、国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター(講師)、信望愛学園モンテッソーリ教師養成コース(講師)
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