出版社内容情報
新たなテクノロジーが次々と生まれ、劇的に変化する時代。オードリー・タンは、まるで未来から来た客人のように、未来から現在を見つめ、オープンで透明性の高い方法で思考をシェアしてくれる。
「大人になってから、何をするにも人と比べることはなくなりました。IQ160という数字も、人と比べるためのものではないのです」――唐鳳(オードリー・タン)
ネットの海は果てしない。どんな知識も簡単に手に入る。大人にも子どもにも、知識を追求する方向を見極める力が求められている。そんな時代にオードリーは独自の知識体系を築き上げてきた。日々複雑化する世界に直面しながらも、情報の海に錨を下ろす方法を知っている彼女は、世界の混乱に右往左往することなく、自分の望む方法で前に進むことができる。
本書は、オードリー・タン個人の学習歴と生活経験から、仕事・学習・行動を見直すヒントを与えるものだ。彼女の働き方や学び方、本の読み方、世界の見方、コミュニケーョンのとり方まで、古い枠組みを打ち壊すきっかけが見つかるに違いない。
内容説明
新たなテクノロジーが次々と生まれ、劇的に変化する時代。オードリー・タンは、まるで未来から来た客人のように、未来から現在を見つめ、オープンで透明性の高い方法で思考をシェアしてくれる。世界屈指の頭脳が実践している、誰もが真似できる人生の質を高める方法。
目次
1 私はこう思考する―協働、共創、共有(多元的な知識体系の構築―家にいなくても独学はできる;世界よりもっと広い世界―読書が深い思考への扉を開く;競争から共好へ―共に仕事をし、互いに成果を得る)
2 私はこう仕事する―垣根を越えた協力(人生で二度の「世界ツアー」―開放せよ、世界のすべてはあなたのもの;時間の主人になる―自分の人生の主導権を握る;集中力と心の安定を保つ―GTD仕事術と心のマッサージ法;睡眠記憶法―大脳の働きを生かす;リーダーは管理者ではない―グループに必要なのは「コーディネー夕-」;平行線を打ち破る会議法―門を開けて車を作るので、できると思えば参加を」)
3 私はこう学ぶ―学びは自身への啓発(人は機械ではない―「役に立たない人」になるために学ぶ;空間思考の目覚め―真の成功は価値の共創から)
4 私は未来をこう見る―リアルとバーチャルが共存するマルチバース(未来の世界はバーチャル化しない、リアルとバーチャルが共存する世界へ;メタバースは私たちの未来か?;未来の働き方―斜槓より単槓が尊敬される時代)
おわりに―自分の心を知れば、アルゴリズムに意思決定権を奪われずにすむ
著者等紹介
タン,オードリー[タン,オードリー] [Tang,Audrey]
唐鳳。元台湾デジタル担当政務委員(閣僚)。台湾初のデジタル大臣、台湾の無任所大使である。1981年、台湾台北市生まれ。幼少時から独学でプログラミングを学習。14歳で中学校を自主退学、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。2005年、プログラミング言語Perl6開発への貢献で世界から注目を浴びる。トランスジェンダーであることを公表。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなどの人工知能プロジェクトに加わる。その後、ビジネスの世界から引退。蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、デジタル政務委員に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担った。2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。台湾の新型コロナウィルス対応では、マスク在庫管理システムを構築、感染拡大防止に大きく寄与した
楊倩蓉[ヤンチエンロン]
ジャーナリスト・作家。政大(国立政治大学)のコミュニケーション学科で修士号を取得。20年以上の報道経験を持ち、『遠見』『商業周刊』『Cheers』『30』などの各種雑誌で編集者・主筆などを歴任
藤原由希[フジワラユキ]
中国語翻訳者。書籍、映画、ドラマの字幕・吹き替えなどの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshihiro Yamamoto
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