出版社内容情報
傷ついたことのあるすべての人へ。
ドイツ発 大人のあなたに寄り添う物語
ある日、赤ずきんちゃんは親友のキツネに美しい髪を引きちぎられてしまったーー。
悲しみに打ちひしがれる赤ずきんちゃんを支えてくれたのはクマさん。そして物語の中の”仲間たち”だった。
つらいこと、心の傷があっても、かならず立ち上がれる。
あの「赤ずきんちゃん」があなたの心をいやしてくれる優しい絵本が誕生しました。
内容説明
あの「赤ずきんちゃん」が大人の傷ついた心をいやしてくれる。ドイツ発、あなたにそっと寄り添う本。
著者等紹介
グリーマン,クラウディア[グリーマン,クラウディア] [Gliemann,Claudia]
作家、翻訳家、シンガーソングライター。児童書専門のモンテローザ出版を2010年に設立。複数の絵本で心理学・医学関係の賞を獲得している
ルック‐トゥーンペレ,レジーナ[ルックトゥーンペレ,レジーナ] [Lukk‐Toompere,Regina]
1981年にエストニア国立美術アカデミー卒業後、『だれのせい?』(green seed books)、『雪だるまルートヴィッヒのねがいごと』(化学同人)など、これまで90冊以上の作品のイラストを手掛ける。本作では、2020年タリン・イラストレーション・トリエンナーレ賞などを受賞
シドラ房子[シドラフサコ]
新潟県生まれ。武蔵野音楽大学卒業。ドイツ文学翻訳家、音楽家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
134
皆が知っている「赤ずきんちゃん」とは全く別物のドイツ人作家の絵本でした。本書でクマは良いキャラクターですが、現実には害獣扱いされています🐻 https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277307/2024/04/01
ひめぴょん
16
自分や周囲の人を信じることがテーマの絵本。いじめや意地悪をする人がいた時、人を信じられない気持ちが生まれる。親切にしてくれていると思っていたことが、実は違うことが分かった時世の中に対する不信感に苛まれる。親切そうに見えて実は悪意があるんじゃないかとか。 辛いとき、苦しいときに誰かに助けを求める。その人のことを思って助けてくれる人はどこかにいる。苦しみが癒えるまで少しの間殻にこもっても良い。 いつか自分で決めなくちゃいけないことはある。 ひどいことだからこそ、蓋をしてしまうこともある。そこから立ち直るとき、2024/05/14
らっかせい。
1
恐ろしい出来事により心に蓋をして倒れてしまった者が、寄り添ってくれる他者の力を借りて、少しずつ思い返し、受け入れて、再び自分の足で立つことができるようになるまでを、そしてそれはあなたただけではないのだということを、静かに淡々と描く。 誰のそばにも、助けを求められる存在がありますように。2024/08/15
はる熊猫
1
現実的なメッセージ性が強すぎ説明的過ぎて、ちょっと説教臭いと思ってしまった。またキツネが悪役か。2024/07/04