内容説明
営業日が年間60日で年収2000万円!元デンソー社員が効率と、生産性から出した結論。
目次
1 なぜブルーベリーだったのか?
2 理念、戦略、ブランディング
3 めざすは生産性の高い農業
4 無人栽培―素人でも最高級のブルーベリーが栽培でき、1年のうち9か月は週休5日を可能に!
5 観光農園システム―お客様が自ら収穫し(労働時間削減)、入園料をいただくことで驚きの生産性を実現!
6 IT集客―年間60日余りで1万人が来園するネットとメディアの活用法!
7 農業を志す方へ
8 人生を変えたいあなたへ
著者等紹介
畔柳茂樹[クロヤナギシゲキ]
農業起業家。愛知県岡崎市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。自動車部品世界No.1の株式会社デンソーに入社。40歳で事業企画課長に就任したが、ハードワークの日々に疑問を持つようになり、農業への転身を決意。2007年、45歳で年収1千万円の安定した生活を捨て独立し、観光農園「ブルーベリーファームおかざき」を開設。近年は観光農園プロデュースに取り組み、被災地復興事業として気仙沼の観光農園開設に携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Daisuke Oyamada
25
元デンソー社員が効率化、生産性から出した結論。「ラク」「儲かる」「華やか」「モテる」農業を可能に。成功の3つの秘訣は、「無人栽培」「 観光農園」「IT集客」 本の紹介にはとてもキャッチーな言葉が書いてある。しかし、著者は大手企業に在籍し経験したノウハウを最大限に利用し成功した印象です。 著者の印象的な言葉があった。「私のやっていたことが、これほど今の事業に活かせるとは思えなかった。」 私が単純に・・・ https://190dai.com/2024/04/07/最強の農起業-畔柳茂樹/2024/04/08
えも
16
気になっていたら、早速上司が買っていて、貸してもらいました▼デンソーを脱サラして観光ブルーベリー農園を始め、大成功した人が書いてますが、トヨタ系企業のノウハウをきっちり活用できていて、労働生産性を重視する考え方が流石だ▼こういう人がどんどん増えてくるといいね。2017/06/19
佐治駿河
13
書き出しで著者が出来の悪かった社員だったと書いていますが、一流企業のデンソーの管理職までたどり着ける人間は一握りです。たぶん著者は地頭も良く自分の長所を会社では活かせなかったタイプだったのではなかろうか?実際これを読んで誰でもこのように出来るわけではないだろう。それはさて置き、栽培する植物の選定方法・農業のスタイルの選定(観光農園)・インターネットの活用・費用対効果の考え方、内容は読みやすく納得できる部分が非常に多かった。2024/03/19
Kentaro
11
ダイジェスト版からの感想 農起業にあたり「観光農園」ほど効率の良いモデルは無いという。中でも著者ははじめての取り組みとして水耕栽培式、団体お断りのモデルを採用したことで、ブルーベリー栽培特有の収穫における手間の解消、中間コスト削減と入場料収益、顧客とダイレクトにつながれる、ICTも上手く活用する等、複数のメリットを享受している。ただ、今後同じような農園が近隣にできた時に、どう差別化していくか。その対策を考える時間が、年間60日以外にたっぷりあるのも、著者のビジネスモデルの大きなメリットであるかもしれない。2018/03/10
古典部員
9
「国やJAに頼らない自立した農業」。確かに、補助金をもらって、価格や輸出先を委ねて依存してしまってはダメなのかも。そして教育にも同じことが言えるのかも。2019/08/01