内容説明
感情的な人はみっともない。1万人の脳画像を見続けてわかった、イライラを脳から消す方法。
目次
プロローグ なぜ怒ってはいけないのか?
第1章 怒らない人は「聞く耳」を持っている
第2章 怒りを爆発させない技術
第3章 他人の怒りに感染しない
第4章 イライラさせられる人への接し方
第5章 怒らない人がやっている毎日の習慣
第6章 脳の枝を伸ばして、怒り回路をリセットする
エピローグ 穏やかなあなたにできること
著者等紹介
加藤俊徳[カトウトシノリ]
新潟県生まれ。医学博士。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授、株式会社「脳の学校」代表。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。昭和大学医学部大学院卒業後の1991年、脳活動計測「fNIRS法」を発見。現在、世界700カ所以上で脳研究に使用され、新東名高速道路走行中の脳活動計測にも成功。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳画像の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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チャー
16
脳内科医の著者が脳と怒りの関係について解説した本。怒りやイライラの感情は脳に対しても良くないとのこと。怒りやすさは親密度に比例するという指摘は大いに納得。距離が近く信頼している人ほど、そうすべきという期待が大きくなり、自分で勝手に創り上げた人物像や習慣が生み出す感情に振り回されている。家から出た環境で目にする他者の振る舞いほうが、身近な人行動よりも怒りを感じ難いのは脳が覚醒しているためという指摘はなるほどと思う。少し引いて冷静に、どんなに近くにいても自分以外は他者という線引きを再認識することも一つの方法。2023/06/19
澄
10
【立読】怒りは自分が理解不能な状態に生じる、なるほど。では、怒りが生じた際、原因となった事象は自分自身が理解できていないモノと素直に受けとめられれば怒りも収まり、またそこから学びも生まれるのでは? 振り返ってみると、子供に対して怒りが生じてしまっているのは子供に100%完全、完璧を期待してしまっているが為なんだな、と反省。また周りに常時怒っている人がいるとそれが連鎖すると。なるほどな〜と実感する次第。2016/12/17
デビっちん
10
脳科学の視点から、怒りとは自分では対処できない脳の悲鳴と説明できます。怒ると脳に血が集まり非効率になります。頭を冷やすって、理屈の面からも効果アリなんですね。怒りは自身の脳の成長を止めてしまうだけでなく、感染さするモノであり、周囲の人たちの判断ミスを招いてしまいます。一方で、自分の苦手を教えてくれ、守ってくれるモノでもあります。怒りの発生のメカニズムやその対処法を学ぶことができました。中でも「脳番地」という概念の説明が面白かったです。+怒りを感じたとき、脳のどの領域が対応できなくなっているだろうか?2016/12/11
よし
7
著者がゲストに招かれていたラジオ番組を聞いて興味を持ち、手に取りました。「怒り」が自分の脳が目も前の出来事を処理できずにパニックになっている現象だ、ということを軸に、自分が怒らない方法や怒っている相手を理解する方法を解説していて面白い。また、男性とと女性の生まれ持った脳の機能の違いについて説明しているところは、実際に思い当たる部分も多く、参考にしたいと思います。2016/11/23
ニッシャ
5
怒りをコントロールしよう。怒ることで、いいことは一つもない。 星3つ⭐️⭐️⭐️2020/01/02
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