内容説明
硬質の宝石の美しさと称えられる言葉で、自然を観察し、自己の心を凝視し、神と対決したエミリ・ディキンスン。その詩の世界に分け入る鍵となる、最新の研究成果を結集した評論集。
目次
第1章 ディキンスンの語法(エミリの詩の工房―推敲途上の詩を話者とする作品三篇について(江田孝臣)
言葉の書き替え―ディキンスンの詩作(濱田佐保子) ほか)
第2章 ディキンスンの自然と風景(エミリ・ディキンスンの「寂しい風景」(下村伸子)
詩集の表紙に咲いた白い花(上石実加子) ほか)
第3章 ディキンスンの永世と神秘(「一つ」の神秘を歌う詩人―エミリ・ディキンスンと信仰告白(小泉由美子)
ディキンスンから「大佐」ヒギンスンへ―南北戦争中の手紙を読む(金澤淳子) ほか)
第4章 ディキンスンの越境(エミリ・ディキンスンと日本の開国(鵜野ひろ子)
エミリ・ディキンスンという遺跡(浜田美佐子) ほか)
著者等紹介
新倉俊一[ニイクラトシカズ]
明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。