内容説明
大震災・原発事故で環境問題は変わった。日本だけでなく世界のあちこちで自然の脅威は拡大し、人災も深刻化している。だから世界中が環境対策を進めている。でも、ほんとうは危ないのか、安全なのか…。
目次
第1章 震災・原発事故で環境問題は拡大した―環境リスクが劇的に増大。その一方で環境対策と経済発展は接近しつつある
第2章 身近な環境汚染が健康・安全を脅かす―放射性物質・化学物質、大気・水・土の汚染、そしてごみの中で
第3章 気候変動が生活と産業を揺るがす―異常気象は産業に打撃を与え、エネルギー消費を拡大させる
第4章 地球規模の環境問題が未来を決める―自然破壊・生物多様性・人口爆発は遠いようで近い大問題
第5章 企業・家庭が生む環境問題と解決方法―人が生み出す環境問題を人が解決するための仕組み作り
第6章 日本と世界は環境問題を解決できるか―環境問題のグローバル化・多様化に地球市民が挑んでいる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
8
環境問題は,ただ各企業が努力すれば解決するものではない.一人ひとりが意識をし,行動を変えていくからこそ解決できる問題である.全員が当事者意識を持ち,問題にあたって行くことが求められる.2013/03/31
matsu
3
仕事上の必要性に迫られ、3.11以降に書かれた環境問題についての本、というセレクトで読了。今までの常識が役立たずになるというほどではないにしろ、考えもしなかった方向から考える必要性と、我々自身の環境に対する認識そのものが変化してしまったという記述に激しく納得。取っ付き辛く判り辛い環境問題を、なるほど手にとるように判りやすく説明してくれる本。とりあえずの入り口を探している貴兄貴女にお薦めする俺だ。2014/04/19
ガチャピン男爵
0
環境問題について書かれた本。環境問題については一人一人が意識し、行動しなければ行けない問題だと改めて実感。読みやすくてとてもわかりやすい本でした。他の「手にとるように」シリーズも読んでみたいと思います。2012/09/13